金庫の種類は?業者に伝える前に確認すべきタイプ見分け方と開錠費用の目安を解説!

金庫が開かなくなったとき、多くの方がまず業者に電話します。そこで必ず聞かれるのが「金庫の種類は何ですか」という質問です。

とっさに答えられず、「えっと…普通の金庫です」と曖昧に答えてしまう方も少なくありません。

実は、金庫の種類によって開錠方法も費用も大きく変わります。種類を正確に伝えることで、適正価格の見積もりがもらえますし、余計な追加料金も避けられます。

この記事では、業者へ正確に情報を伝えるための金庫の種類の見分け方を詳しく解説します。メーカーや型番がわからなくても見た目から判断する方法、種類別の開錠費用の相場、業者選びのポイントまで実践的な情報をまとめました。

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なぜ金庫の種類を確認する必要がある?

金庫の種類を確認する必要があるのはなぜ?

業者が金庫の種類を質問するのには、明確な理由があります。金庫の種類によって開錠方法がまったく異なるからです。

電話口で種類を正確に伝えられれば、業者は適切な準備をして訪問できます。逆に情報が不正確だと、現場に来てから「想定と違いました」と追加料金を請求されるリスクもあるのです。

開錠方法と必要な工具が種類によって全く違う

金庫を開けるというと、どんな作業を想像しますか。実は金庫の種類によって、業者が使う工具も技術もまったく異なります。

金庫の種類 タイプ別の開錠作業の特徴
ダイヤル式 特殊なスコープや聴診器を使って、金庫内部のダイヤル座という部品の位置を探ります。
熟練した技術者が慎重に作業を進める必要があり、時間もかかります。
テンキー式 電子基板にアクセスして電気的に解錠するか、電池パックを操作する方法が一般的
シリンダー式 鍵穴からピッキングやリーマ解錠という方法を使い、専用の工具が必要

さらに、防盗金庫の場合、破壊に強い構造になっているため、開錠には大型の電動工具や専門的な技術が必要です。手提げ金庫と防盗金庫では、作業の規模がまったく違うのです。

このように、種類が違えば作業内容も工具も変わります。だからこそ、業者は最初に種類を確認したがるわけです。

種類を正確に伝えることで適正価格の見積もりがもらえる

金庫の開錠費用は、種類によって大きく変わります。シリンダー式なら1万円台から対応できることもありますが、防盗金庫になると5万円以上かかることも珍しくありません。

電話で種類を正確に伝えれば、業者は出張前におおよその金額を提示できます。

逆に、「金庫が開きません」とだけ伝えると、業者も正確な見積もりを出せません。「現場を見てみないとわかりません」と言われ、来てから高額な料金を提示されるケースもあります。

複数の業者から見積もりを取る際も同じ条件で比較できるため、適正価格がどれくらいなのか判断しやすくなるのです。

悪徳業者除けになる

特に注意したいのが悪徳業者です。情報が曖昧だと、「思ったより頑丈な金庫でした」「特殊な工具が必要でした」などと理由をつけて高額な追加料金を請求してくることがあります。

最初にきちんと種類を伝えておけば、こうしたトラブルは避けられます。しかも、きちんと種類を把握していて、明確に伝えられることを見せれば、姑息なぼったくり手口を使おうとする業者を事前にはじき出せます。

自力で開けられる可能性も判断できる

金庫の種類がわかれば、業者を呼ぶ前に自分で解決できる可能性があるかも判断できます。

自力解決可能かもしれない状況 対策方法
テンキー式の金庫が反応しない 電池切れかも
電池を新しいものに交換するだけで、あっさり開くことがあります。
ダイヤル式で暗証番号がわかっている ダイヤルの回し方には細かいルールがあり、それを守らないと正しい番号でも開きません
手順を見直すだけで開くケースも多いです
手提げ金庫のような簡易なタイプ 非常解錠キーという予備の鍵穴がついていることがあります(説明書要確認)

ただし、防盗金庫や古い業務用金庫を自力でこじ開けようとすると、かえって状況が悪化し、開錠費用が高くついてしまいます。自分で対処できそうなのは、電池切れや手順ミスといった簡単なトラブルだけです。

種類を把握しておけば、「これは自分で解決できそうか、それともプロに任せるべきか」という判断ができるようになります。

鍵タイプ(開錠方法)による金庫種類の分類

鍵タイプ(開錠方法)による金庫種類の分類

金庫をどうやって開け閉めするか、その方法による分類を見ていきましょう。

業者に電話したとき、最も知りたがるのは鍵タイプの情報です。なぜなら、開錠作業に直結するからです。

性能(耐火金庫か防盗金庫か)の情報も補足として役立ちます。

理想的には「耐火金庫のダイヤル式です」のように両方伝えられればベストですが、もし片方しかわからなくても大丈夫です。鍵タイプさえわかっていれば、業者は対応できます。

ダイヤル式

ダイヤル式は、丸いダイヤルを回して数字を合わせる昔ながらのタイプです。電気を使わないため電池切れの心配がなく、暗証番号さえわかっていれば確実に開けられます。

ただし、開け方には細かいルールがあり、慣れないと少し難しく感じるかもしれません。

テンキー式

テンキー式は、電話のような数字ボタンで暗証番号を入力するタイプです。ダイヤル式より操作が簡単で、頻繁に開け閉めする場合に便利です。

電池で動くため、定期的な電池交換が必要です。暗証番号も自由に変更できるものが多く、引き継ぎの際にも対応しやすいのが特徴です。

シリンダー式

シリンダー式は、玄関の鍵と同じように鍵穴に鍵を差し込んで回すタイプです。鍵さえあれば誰でも簡単に開けられます。

ダブルロックとして、ダイヤル式やテンキー式と組み合わせて使われることも多いです。鍵を紛失すると開けられなくなるのが難点です。

指紋認証式

指紋認証式は、指紋センサーに指を置いて開けるタイプです。高いセキュリティを求める場合に選ばれます。

鍵を持ち歩く必要がなく、暗証番号を覚える必要もありません。ただし電池式なので定期的な交換が必要ですし、指紋が薄い方や手が濡れている場合はうまく認識されないこともあります。

ICカード式

ICカード式は、SuicaやICOCAのような交通系ICカードをかざして開けるタイプです。カードをタッチするだけなので操作は簡単です。

電池式で、カードを紛失すると開けられなくなります。

マグネット式

マグネット式は、マグネットキーという特殊な鍵を錠前部分に当てて開けるタイプです。鍵穴がないためピッキングの心配がありません。

マグネットキーは棒状で、茶色やクリーム色のプラスチック製が多いです。長年使っていると磁力が弱くなることがあります。

性能(用途)による金庫種類の分類

金庫の種類ってどう分けられる?

金庫は、何を守るために作られているかで分類できます。主な種類を見ていきましょう。

耐火金庫

耐火金庫は、火災から中の書類や貴重品を守るための金庫です。家庭用として最も一般的なタイプで、重要書類や通帳、印鑑などを保管するのに適しています。

金庫の壁に気泡コンクリートという特殊な耐火材が入っており、火災時に水分が気化して庫内の温度を下げる仕組みです。JIS規格という国の基準をクリアしたものだけが耐火金庫と名乗れます。

重量はかなり重く、50キロから150キロ程度のものが多いです。

防盗金庫

防盗金庫は、耐火性能に加えて、破壊行為にも耐える最強タイプです。ハンマーやバール、電動工具による破壊、さらにはガス溶断にも耐える構造になっています。

日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会(日セフ連)の厳しい試験に合格したものだけが防盗金庫と認められます。非常に頑丈な分、重量も200キロを超えることが多く、簡単には持ち運べません。

企業や店舗で現金や貴金属を保管する際に使われます。

データセーフ

データセーフは、磁気メディアや精密機器を保管するための金庫です。耐火・耐水・防湿・防磁の性能を持ち、CDやDVD、ハードディスクなど温度や湿度に敏感なものを守ります。

手提げ金庫

手提げ金庫は、持ち運びできる小型の金庫です。重量は5キロから10キロ程度で、小口現金の管理などに使われます。

ただし防犯性は低く、持ち去られるリスクがあります。

投入式金庫

投入式金庫は、上から物を入れると下部に落ちる構造で、管理者だけが下部を開けられます。店舗のレジ横などで使われ、スタッフは誰でも現金を投入できますが、取り出せるのは責任者だけという仕組みです。

自分の金庫の種類を見分ける方法は?

自分の金庫の種類を見分ける方法は?

ここからは実践的な内容に入ります。自分の金庫がどの種類なのか、4つのステップで特定していきましょう。メーカーや型番がわからなくても大丈夫です。見た目から判断する方法をお伝えします。

  1. メーカー名と型番を探します
  2. 金庫の扉を見て鍵タイプを判断
  3. サイズと重さ
  4. 特殊な機能があるかチェック

順番に進めていけば、業者に伝えるべき情報がしっかり揃います。焦らず一つずつ確認していきましょう。

メーカー名・型番を探してみよう

最も確実なのは、メーカー名と型番を見つけることです。これがわかれば、業者に「エーコーのES-20という金庫です」と伝えるだけで、業者側で詳細な仕様を調べられます。

探す場所はいくつかあります。まず、金庫の扉を開けて、扉の内側を見てください。多くの金庫は、扉の内側にネームプレートという金属の板が貼ってあり、そこにメーカー名と型番が記載されています。

扉が開かない場合は、扉の外側を確認しましょう。ダイヤルやテンキーの近くに、小さくメーカー名が書いてあることがあります。

また、金庫の側面や背面にもネームプレートがついていることがあるので可能な範囲で確認してみてください。

日本の主要メーカーには以下があります。

  • エーコー
  • サガワ(SAGAWA)
  • ダイヤセーフ
  • セントリー
  • キング工業
  • イノウエ、オカムラ

ロゴや社名が見つかれば、それをメモしておきましょう。メーカー名だけでもわかれば、業者にとっては有用な情報です。

型番は、英数字の組み合わせで表示されます。「ES-20」「BSD-X」「D34-4」のような形式が一般的です。

古い金庫や海外製の金庫は、長年の使用で文字が擦れて読めなくなっていることもあります。その場合は無理に読もうとせず、次のステップに進みましょう。

鍵タイプを見た目から判断する(最重要)

ここが最も重要なステップです。金庫の扉を見れば、鍵タイプはほぼ確実に判断できます。

まず、金庫の扉をよく観察してください。

見た目の特徴 可能性が高いタイプ さらに確かめるには?
丸いダイヤルが付いている ダイヤル式 ダイヤルには数字が刻まれています
回すと「カチカチ」と音がする
電話のようなボタンが並んでいる テンキー式 数字のボタンが0から9まで並んでいて、液晶画面がついているものも
ボタンを押すと「ピッ」と音が鳴るタイプが多い
鍵穴がある シリンダー式 玄関の鍵穴と同じような形で鍵を差し込んで回す
他のタイプと併用が多い
指を置く平らなセンサー部分がある 指紋認証式 センサーは楕円形や四角形で、少しざらついた質感のものが多い。
カードマークや「FeliCa」という表示 ICカード式 Suicaのマークが描いてあることも
カードをかざす読み取り部分が扉についています。
鍵穴がなく、平らな面だけ マグネット式

複数の鍵タイプが組み合わさっている場合もある

金庫をよく見たら、ダイヤルと鍵穴の両方がついている。そんな場合もあります。これはダブルロックやトリプルロックといって、セキュリティを高めるために複数の鍵を組み合わせているタイプです。

よくある組み合わせは、ダイヤル式とシリンダー式、テンキー式とシリンダー式などです。防盗金庫に多く見られます。両方の鍵を正しく操作しないと開かない仕組みなので、防犯性は非常に高くなります。

業者に伝える際は、「ダイヤルと鍵穴の両方がついています」と素直に説明すれば大丈夫です。業者はダブルロックの金庫に慣れているので、適切に対応してくれます。

ただし、ダブルロックやトリプルロックの金庫は、開錠の難易度が上がるため、費用も高くなる傾向があります。複数の鍵システムを突破する必要があるからです。

見積もりを取る際には、「ダブルロックです」という情報も必ず伝えましょう。そうすれば、業者も正確な料金を提示できます。

サイズと重さを確認する

金庫のサイズと重さの情報も、業者にとって役立ちます。特に搬入経路や作業人数を判断する材料になります。

サイズは、メジャーがあれば縦・横・奥行きを測ってみましょう。正確でなくても構いません。「だいたい幅50センチ、高さ40センチくらい」という目安で十分です。

メジャーがなければ、「A4サイズくらい」「電子レンジくらい」といった身近なものに例えて伝えても大丈夫です。

重さは正確に測るのは難しいでしょう。でも、「一人で持てる」「二人でやっと動かせる」「全く動かせない」という感覚で構いません。

参考までに以下が重要の目安です。

  • 手提げ金庫:5キロから10キロ程度で、片手で持ち運べます。
  • 家庭用の耐火金庫:50キロから150キロくらいあり、大人二人でも移動は大変
  • 業務用の防盗金庫:200キロを超えることもあり、専門の運搬器具がないと動かせません。

サイズと重さの情報があると、業者は「階段を使って運べるか」「作業員を何人派遣すべきか」「どんな工具を持っていくべきか」といった判断ができます。

「2階にあります」という情報と合わせて伝えられれば、業者はより正確な見積もりを出せるでしょう。

特殊な機能があるかチェックする

最後に、金庫に特殊な機能がついていないか確認しましょう。あれば業者に伝えると、より的確な対応が期待できます。

特殊機能 注意点
硬貨や紙幣を入れる投入口がある 扉の上部についている
店舗用の金庫に多く、構造が特殊なので業者に伝えておきましょう
非常解錠キー 暗証番号を忘れたときや電池が切れたときに使う緊急用の鍵穴
テンキー式や指紋認証式
もし非常解錠キーが手元にあれば開けられる可能性
警報機能 振動を感知したり、間違った番号を何度も入力すると警報音が鳴る仕組み
業者が作業する際、警報が鳴らないよう事前に対策
耐水機能 扉の周囲に目立つパッキン(ゴムの部分)がついていて浸水から守る

これらの特殊機能は、必ず伝えなければならないわけではありません。でも、わかっている範囲で伝えておけば、業者も準備しやすくなります。

業者に伝えるべき基本情報チェックリスト

金庫の種類がわかったら、いよいよ業者への問い合わせです。でも、いきなり電話すると、聞かれたことにうまく答えられず、何度もかけ直すことになりかねません。

業者に電話する前に、次の情報を手元に準備しておきましょう。

  • 鍵タイプ:ダイヤル式、テンキー式、シリンダー式など
  • メーカー名・型番:わかれば伝える。わからなくてもOK
  • 金庫のサイズ:「幅50センチ、高さ40センチくらい」など大まかでOK
  • 金庫の重さ:「一人で持てない」「全く動かせない」など感覚でOK
  • トラブルの状況:鍵紛失、暗証番号忘れ、電池切れ、故障など
  • 設置場所:1階、2階、マンション○階、一戸建てなど
  • 搬入経路:エレベーターの有無、階段の幅など(わかれば)
  • 緊急度:今すぐ、今日中、数日以内など

これらの情報をメモにまとめておくと、電話がスムーズに進みます。わからない項目があっても構いません。わかる範囲で伝えれば、業者がうまく質問してくれます。

金庫の種類別:開錠難易度と費用相場は?

金庫の種類別:開錠難易度と費用相場は?

開錠費用は、鍵タイプによって大きく異なります。ここでは、種類ごとの一般的な費用相場と、自力で開けられる可能性についてお伝えします。

費用には通常、出張費・基本料金・作業費が含まれます。地域や業者によっても料金は変動するため、ここで示す金額はあくまで目安として考えてください。

正確な費用を知りたい場合は、必ず複数の業者に見積もりを取りましょう。その際、この記事で確認した金庫の種類を正確に伝えることが大切です。

金庫タイプ別 開錠難易度・費用相場一覧表

金庫タイプ 難易度 費用相場 自力対応の可能性
ダイヤル式 中~高 15,000~30,000円 暗証番号がわかれば可能
テンキー式 中~高 20,000~40,000円 電池交換で解決することも
シリンダー式 低~中 10,000~25,000円 スペアキーがあれば
指紋認証式
ICカード式
30,000~50,000円 電池交換・再登録で解決する場合も
マグネット式 15,000~30,000円 磁力復活で開くことも
防盗金庫 最高 50,000~100,000円以上 業者依頼必須

ダイヤル式金庫

  • 難度:中~高
  • 費用相場:15,000円から30,000円程度

ダイヤル式は、暗証番号がわかっている場合は自分で開けられる可能性があります。ダイヤルの回し方には細かいルールがあり、それを守れば開くはずです。

例えば、右に4回以上回してリセットする、何回目に数字を合わせるかを正確に守る、といったポイントがあります。

暗証番号がわからない場合は、業者依頼が確実です。

メーカーに暗証番号を照会する方法もありますが、本人確認書類の送付が必要で、返答まで1週間から2週間かかります。

ダイヤル式の開錠は、熟練した技術者がスコープという専門工具を使い、金庫内部のダイヤル座の位置を探りながら慎重に作業します。

古いダイヤル式金庫の場合、内部の部品が劣化していて、暗証番号が合っていても開かないこともあります。そうなると自力での対処は難しいので、無理せず業者に相談しましょう。

テンキー式金庫

  • 難度:中~高
  • 費用相場:20,000円から40,000円程度

テンキー式でまず試してほしいのが、電池交換です。以下症状があれば電池切れの可能性が高いです。

  • ボタンを押しても反応がない
  • 音が弱い
  • 液晶が薄い

電池パックが金庫の外側についているタイプなら、新しい電池に交換してみましょう。これだけで解決することも多いのです。

電池切れが長期間続くと、暗証番号がリセットされて初期番号に戻ってしまうテンキー式もあります。取扱説明書があれば、初期番号を確認してみてください。

非常解錠キー機能がついていて、キーが手元にあるなら、その鍵穴から開けられることもあります。

電池交換でも開かない場合は、基板の故障や内部の不具合が考えられます。そうなると専門業者の出番です。

シリンダー式金庫

  • 難度:低~中
  • 費用相場:10,000円から25,000円程度

シリンダー式は、鍵穴からアプローチできるため、比較的難易度が低いです。したがって、費用も他のタイプより安い傾向があります。

ただし、シリンダー式は、ダブルロックの補助鍵として使われていることも多いです。ダイヤル式やテンキー式と組み合わさっている場合、その分費用は高くなります。

スペアキーが手元にあれば、当然ながら自分で開けられます。まずは自宅や事務所内をくまなく探してみましょう。

鍵を完全に紛失した場合は、メーカーから合鍵を取り寄せる方法もあります。ただし時間がかかるため、急いでいる場合は業者に依頼した方が早いです。

業者は、ピッキングという技術で鍵穴から開けるか、リーマ解錠という方法で鍵穴付近に小さな穴を開けて内部を操作します。鍵穴があるということは、そこが弱点でもあるため、他の鍵タイプより開錠しやすいのです。

指紋認証式・ICカード式

  • 難度:高
  • 費用相場:30,000円から50,000円程度

指紋認証式とICカード式は、精密な電子機器を使った高難易度の金庫です。

指紋認証式の場合、まず電池切れを疑ってみましょう。電池を交換して、再度指を置いてみてください。

指紋が薄い方や、手が濡れている場合は認識されにくいので、指をしっかり拭いてから試しましょう。

登録情報がリセットされている可能性もあります。初期化された場合、再度指紋を登録し直す必要があります。取扱説明書を確認してみてください。

ICカード式は、登録したカードが使えなくなっていないか確認しましょう。Suicaなどのカードを更新すると、金庫が読み取れなくなることがあります。

また、こちらも電池切れの可能性があるので、電池交換を試してみてください。

どちらのタイプも、非常解錠キーがついていれば、それで開けられます。

自力で解決できない場合は業者依頼になりますが、精密な電子機器のため、破壊解錠になる可能性もあります。

マグネット式金庫の開錠難易度と費用相場

  • 難度:中
  • 費用相場:15,000円から30,000円程度

マグネット式でマグネットキーが手元にあるのに開かない場合、キーの磁力が弱っている可能性があります。磁力は高温環境や長期使用で劣化することがあります。

試してほしいのが、ホームセンターで売っている強力マグネットを使う方法です。強力マグネットにマグネットキーを吸い付かせておくと磁力が復活することがあります。

数時間から一晩ほど吸い付けてから、再度試してみてください。

それでも開かない場合やマグネットキーそのものを紛失した場合は、業者かメーカーに相談しましょう。マグネットキーは複製が難しく、メーカーから取り寄せる必要があります。

マグネット式は鍵穴がないため、ピッキングの心配がない高セキュリティタイプです。その分、鍵を失くすと開けるのが難しくなります。

業者は、特殊な工具で錠前部分にアクセスして開錠します。

防盗金庫

  • 難度:非常に高い
  • 費用相場:50,000円から100,000円以上

防盗金庫は、破壊行為に耐える構造になっているため、開錠が非常に困難です。ガス溶断機や電動工具による破壊にも耐える設計になっており、壁が非常に厚く頑丈です。

業者は、大型の電動工具や専門的な技術を駆使して開錠作業を行います。時間も手間もかかるため費用が高額になるのです。

多くの場合、破壊解錠になります。破壊解錠後の処分費用も含めた総額を確認しておくことをおすすめします。

見積もりを取る際は、「防盗金庫です」としっかり伝えましょう。

信頼できる鍵開け業者の探し方は?

信頼できる鍵開け業者の探し方は?

金庫の種類もわかった、見積もりのポイントも理解した。次は実際に業者を探す段階です。

インターネットで検索すると、たくさんの業者が出てきます。その中から、本当に信頼できる業者を選ぶためのポイントをお伝えします。

信頼できる業者の5つの条件

信頼できる業者には、共通する特徴があります。次の5つの条件を満たしているか確認しましょう。

会社の所在地・連絡先が明確

ホームページに会社の住所、固定電話番号、代表者名がしっかり記載されている業者を選びましょう。携帯電話番号しか書いていない業者は避けた方が無難です。

ホームページやSNSで情報発信している

作業実績や料金表、スタッフ紹介などを公開している業者は信頼性が高いです。ブログやSNSで日々の作業を報告している業者もあり、透明性が感じられます。

料金体系が明確

「出張費無料」「基本料金○○円から」など、料金の目安が明示されている業者を選びましょう。「現場を見てから」としか言わない業者は要注意です。

口コミ・評価が一定数あり、評価が高い

Googleマップやポータルサイトでの評価をチェックしましょう。評価の数が50件以上あり、平均が4.0以上なら安心です。

対応が丁寧で、質問に的確に答えてくれる

電話での印象も大切です。質問にしっかり答えてくれる、専門用語をわかりやすく説明してくれる、焦らせるようなセールストークをしない。こうした業者は信頼できます。

ポータルサイト「鍵の匠」で複数業者を比較する

業者を一つずつ探すのは大変です。そこで便利なのがポータルサイトです。

当サイト「鍵の匠」は、全国の鍵開け業者を検索・比較できるポータルサイトです。地域や金庫の種類、料金で絞り込めるので、自分に合った業者を効率よく探せます。

口コミや評価も一目でわかります。実際に利用した人の声を参考にできるのは心強いですね。

「鍵の匠」に登録されている業者は、一定の審査を通過しています。完全に安心とは言い切れませんが、審査なしのサイトよりは信頼性が高いでしょう。

大切なのは、複数の業者を比較すること。ポータルサイトはその手間を減らしてくれる便利なツールです。

大阪市の鍵交換業者の選び方は?安心・低コストのおすすめ鍵屋さんランキング!

まとめ

金庫が開かなくなって焦っていたあなたも、この記事を読んで必要な情報が揃ったはずです。

最も大切なのは、業者に正確な情報を伝えることです。鍵タイプ(ダイヤル式、テンキー式、シリンダー式など)がわかれば、業者は適切な準備をして対応できます。

複数の業者に見積もりを取ることで、適正価格で依頼できます。出張費や追加料金の可能性も事前に確認しておけば、後でトラブルになることもありません。

信頼できる業者を選ぶためには、会社情報が明確か、口コミや評価はどうか、対応は丁寧かといった点をチェックしましょう。

全国の鍵開け業者を検索・比較できるポータルサイト「鍵の匠」なら、地域や金庫の種類で絞り込んで、複数業者の見積もりを効率よく集められます。口コミや評価も一目でわかるので、信頼できる業者選びに役立ちます。ぜひ活用してみてください。

焦る気持ちはわかりますが、落ち着いて一つずつ進めていけば、必ず解決できます。この記事があなたの助けになれば幸いです。

よくある質問

金庫のメーカーや型番がわからなくても業者に依頼できますか?

はい、問題ありません。メーカーや型番がわからなくても、鍵タイプ(ダイヤル式、テンキー式、シリンダー式など)と金庫のおおよそのサイズがわかれば、業者は対応できます。見た目から鍵タイプを判断する方法は記事内で詳しく解説していますので、参考にしてください。電話で「丸いダイヤルがついています」「数字のボタンがあります」と伝えるだけでも十分です。

金庫の種類によって開錠費用はどれくらい違いますか?

種類によって大きく異なります。シリンダー式なら1万円台から、ダイヤル式やマグネット式は1万5千円~3万円程度、テンキー式や指紋認証式は2万円~5万円程度が相場です。防盗金庫の場合は5万円以上かかることもあります。業者に見積もりを依頼する際は、金庫の種類を正確に伝えることで、適正な見積もりがもらえます。

自分で金庫を開ける方法はありますか?

種類によっては可能です。テンキー式で反応がない場合は電池交換を試してみましょう。ダイヤル式で暗証番号がわかっているなら、正しい開け方の手順を再確認してください。シリンダー式ならスペアキーを探しましょう。ただし、暗証番号や鍵がわからない場合や、防盗金庫のような頑丈なタイプは、無理に開けようとすると状況が悪化する可能性があります。自力で解決できそうにない場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。

業者に依頼したら金庫は壊されてしまいますか?

必ずしも壊されるわけではありません。業者は可能な限り非破壊解錠を試みます。ただし、古い金庫や防盗金庫、過去に何度も開錠作業をしている金庫は、破壊解錠になる可能性が高くなります。

見積もりを取る際に「非破壊で開けられますか?」と必ず確認しましょう。破壊解錠になる場合は事前に説明があるはずですので、その時点で処分費用も含めた総額を聞いておくと安心です。

信頼できる鍵開け業者はどうやって探せばいいですか?

複数の業者に見積もりを取って比較することが最も確実です。会社の所在地や連絡先が明確か、口コミや評価は良好か、料金体系が明確か、電話対応は丁寧かといった点をチェックしましょう。

ポータルサイト「鍵の匠」を活用すれば、地域や金庫の種類で絞り込んで複数業者を効率よく比較できます。口コミや評価も確認できるので、信頼できる業者選びに役立ちます。最低でも2~3社から見積もりを取り、総額や対応の良さを総合的に判断して選びましょう。